ブランド人になれ!
ブランド人になれ!
チャンス到来、大ブレイクせよ!君はグッとくる人になれるか
TBSブリタニカ(2000)
ビジネス
トム・ピーターズ
★★★★★
ホワイトカラーを元気付けるための本だが、とにかく元気付けられモチベーションが上がる。トム・ピーターズはアジテーションが実にうまい。これに味をしめたら「セクシープロジェクトで差をつけろ!」「知能販のプロになれ!」「経営創造」「経営破壊」もどうぞ。くじけそうになったらトム・ピーターズを読もう!
ブランド人とは誰にも頼らず自分の力で生きていける人、ひとめで違いがわかるもの、お客さんの期待を裏切らないもの、人の心を癒すもの、グッとくるもの。ホワイトカラーはブランドになるか、お払い箱になるか、どちらかである。
私の独立を後押ししてくれた本でもあり、最初に読んだ当時を思い出すと胸が熱くなる。仁平和夫氏の訳がまた最高にすばらしい。次の文章に私は感動してしまった。(仕事場に額に入れて飾ってあります)
人間いたるところに青山あり。いたるところにステージあり。
会社は、あなたがすごいことをやる手段であって、その逆ではない。
ブランド人になろうと思えば、仕事はきつくなるだろうか。当たり前さ。会社のために働いていたときよりはるかにきつくなる。
人事部の、総務部の、経理部の中田英寿が誕生して何が悪い。
あなたがいま立っているところ、そこがあなたのステージだ。さあ、力の限りを尽くして、ひとさし舞ってみろ。あなたのステージを、みんなが見ている。誰も見ていなくても、天が見ている。
私が感心したところを要約します。
・これは革命である。ホワイトカラーの9割以上が、今後10年から15年以内に消え失せるか、全く姿を変えるだろう。要するに、自分の才覚だけで生きるしかない。新しい時代とは「ルールのない乱闘」のことだ。
・会社勤めを続けるとしても、個人事業主のように考え、行動しよう。個人事業主の売り物は、自分の実績と自分のプロジェクトしかない。
・自分は何を大切にしているのか。名人芸。人間としての成長。ひととは違うこと。しびれるようなプロジェクト。自主独立。自己管理。
・やってみよう(演習)本日の予定表の中に、すごくないものがあれば、選択肢は次の2つしかない。(1)それをすごいものに変える。(2)予定を白紙に戻す。
・やってみよう。「すげえ」と心の底から叫びたくなるまで、「そこまでやるかあ」とひとに言われるまで、プロジェクトを練り直す。
・いつも同じ人と付き合い、いつも同じ雑誌を読み、いつも同じ会議に出ているようでは、目は見えなくなり、耳も聞こえなくなる。体も頭脳も退化する。ブランドを磨くためには、外界の刺激や衝撃をどこまで受けるかによって決まってくる。
・「よしよし、うまく行っている。このまま同じことを続けて、目先だけちょっと変えればいい。そんなことを考えていると、自分が自分のパロディになってしまう危険がある」キース・オルバーマン
・人はだれしも、心のどこかに陰をもち、悩みを抱え、重荷を背負って生きている。問題は、それをどうコントロールするかだ。人はだれしも、希望と才能と元気を神様から授かっている。問題は、それをどう引き出すかだ。
・問題と争点と行動のいちばん近くにいて、「風雪が皺に刻まれた連中」がいちばん知恵を持っている。ブランド人を目指すなら現場に向かって走れ!
・ブランド人は会社を頼らず、自分の腕を頼りに、輝く個性を頼りに、同志のネットワークを頼りに、プロジェクト(すごいプロジェクト)を頼りに、成長を頼りに、生きる。
・商品(うりもの)なくして、ブランドはなく、マーケティングなくして、ブランドはない。あなたの商品は何か?

