競争入札の功罪
1年間、政府のお仕事をしてきて、競争入札について、その効果に、かなり懐疑的になりました。
私は入札の仕組みを十分には理解していないのですが、それでも、これは・・・と思うことあり。
確かに、あるレベルの企業は誰でも参加できるし、癒着も起こりにくく、単年度だけ見れば、費用も安いでしょう。
しかし、しかし・・・。
このシステムで政府のすべての外注が決まって、それでベストなサービスが国民に提供できるかといえば、はなはだ疑問。
たぶん、単年度のお金のことしか考えていない。
でも何年にもわたって継続する仕事だって、システムだってあるのです。
まず、ノウハウが蓄積されない。
業者が変われば、また1から勉強を始める。
例のエレベーターの事故だって、業者間での引き継ぎはなかった。
仕事を取られたライバルに、親切に情報を提供しようと思うだろうか?
第2に担当者のモチベーションが低い。
どんなに頑張って、期待以上の仕事をしたとしても、次の入札では、また最安値の企業がさらっていく。
そうなれば、担当者は、仕様書に書かれた仕事以外はしようとしなくなる。
第3に、信頼関係が1年で断ち切られる。
受注企業から、発注元への提案も形だけのものになってしまう。
などストレスいっぱいです。
少し費用はかさんでも、よりよいサービスを提供してくれるほうを普通は選ぶと私は思うのですが・・・。


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