もっともくわしいネコの病気百科(その2)
矢沢サイエンスオフィス編
学習研究社
2002
猫と暮らす全ての人に本書を推薦します。
猫の病気の記述は、気を滅入らせるものですが、一度は目を通しておくことを強く勧めます。
猫は、えてして動物病院の受付時間外に具合が悪くなるものですが、本書を通読しておくことで、病気を予防したり、応急処置が可能になり、症状の重大性も把握できます。
また病気だけではなく、食事の注意(ドッグフードを与えてはいけない、古くなったフードは食べさせてはいけない等)や、「子ネコに首輪をつけてはいけない」などのコラムも貴重である。
本論の「家庭での病気とケガの診断・・・こんな症状が出たら」「ネコの病気の知識と治療」の前に、約70ページのイントロダクションがあり、本書の大きな特徴にもなっている。
中でも「捨てネコ・殺処分・虐待・動物実験」では、毎年27万匹の猫が自治体で殺処分される現状や、(法律から見て)日本を動物虐待国だとする主張、動物実験についての規制の必要性など、「その国の動物がどのように扱われているかを見れば、その国の偉大さや、モラルの高さが判る。」 というマハトマ・ガンジーの言葉を思い出されます。
本論の各章、例えば、「泌尿器の病気」では、病気の特徴がまず短くまとめられ、次に泌尿器の仕組みの解説があります。次に各節で、それぞれの病気の解説があります。
それぞれの節では、まず、病気の概要、症状、原因、診断・治療・予防の順にイラストを使ったわかりやすい構成になっています。
また65ページを割いて、病院で処方される薬について、与え方、副作用を含めて解説してあり、貴重な情報です。
目次
ネコの健康チェック
ニャンキチの一生
ネコ・23の疑問にスピード回答
捨てネコ・殺処分・虐待・動物実験
家庭での病気とケガの診断・・・こんな症状が出たら
ネコの病気の知識と治療
- 子ネコの病気と健康管理
- 老齢ネコの病気と世話
- 心の病気と問題行動
- 感染症
- 泌尿器の病気
- 呼吸器の病気
- 皮膚の病気
- 目と耳の病気
- 栄養性の病気
- 消化器の病気
- 歯と口腔の病気
- 寄生虫病
- ケガ・ヤケド・熱中症
- 中毒
- 生殖器の病気
- 心臓の病気
- 肝臓とすい臓の病気
- ガン(腫瘍)
- 脳と神経の病気
- ホルモン(内分泌)の病気
- 血液の病気
- ネコの病気の検査
ネコの病気の薬
ネコの病気に使われる薬・一覧
さくいん


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