コードコンプリート 第2版(上)
1993年に出版されたMcConnellの最初の著作の第2版。
上巻はプログラミングの初級から中級者を対象に、主にコーディング規約について述べています。
旧版ではコーディング・サンプルは、Basic、C、Pascalでしたが、新版では、C++、VB、Javaになっています。
読みやすさに工夫が凝らしてあって、「キーポイント」「ハード・データ」「コーディング・ホラー」のマークがあります。
ベテランの方は、章末の「まとめ」、「キーポイント」「ハード・データ」を拾い読みすることでも十分価値はあると思います。
「コーディング・ホラー」は悪いコーディングの見本です。
正直言ってコーディングのサンプルは、単純な例で、量も少なく、あまり参考にはならないと思います。
その中で、特に、論文でしか読めない「ハード・データ」が貴重であると思います。
例えば、
エラーを修正するコストは、大規模なプロジェクトでは一般に、アーキテクチャーの作成時に検出された要求のエラーを修正するコストが、要求の策定時に検出されたエラーの3倍に及ぶことが示されている。コーディング時に検出された場合のコストは5〜10倍、システムテストの段階では10倍、そしてリリース後は10〜100倍に跳ね上がる。(Boehm and Turner 2004)
という具体的な数字が示されます。
しかし、中級者以上にとっては、下巻に本書の価値があります。下巻は是非目を通していただきたいです。


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